Windowsのフォントレンダリングについて知っておきたいこと

Windowsのフォントについては、そもそも埋め込みビットマップが嫌いとか、特定のフォントの品質が悪いという意見もあるでしょうがそれ以外の話。

2種類のAPI

あまり詳しくはないのですが、Windowsには文字描画のAPIが新旧2種類あります。

このため、文字がどのように見えるかはそのアプリケーションがどちらのAPIを使っているかによって異なります。現状、IE11やFireFox29は新しいAPIを使っていて、Chrome35は古いAPIを使っています(試験運用機能にDirectWriteがあるようですが)。

わかりづらいかもしれませんが、上がChrome、下がFireFox。フォントはMS Pゴシック。300%に拡大してあります。

比較

比較記事など

Font smoothing, anti-aliasing, and sub-pixel rendering - Joel on Software

読めないのでこの辺を参照。本にもなってます。

More Joel on Software

More Joel on Software

とはいえ2007年の記事なので、当時とはディスプレイの性能が変わりつつあるとは思いますが。

The Typekit Blog | Type rendering: operating systems

Core Text(Mac)、DirectWrite、GDIの比較記事のようです。

Type Rendering Mix

使われているレンダリングエンジン毎にCSSを切り替えるためのJavaScriptのようです。こちらも参照。