怠惰なプログラマーと生産性

プログラマーは怠惰で、仕事をできるだけ機械にやらせたいからプログラムを書く、ということはよく聞く話だけど。

僕の場合はもっと怠惰なので、できればプログラムを書きたくない。プログラムは作るよりも使いたい。で、どうにも自分のやりたいことを既存のプログラムで実現できない場合は、近いものをちょっと直したり組み合わせたりして使う。というのが僕とプログラムとの理想の関係だ。だから、ちょっと気になるところがあったらすぐソースを読む(英語のドキュメントが読めないのでソースを読むという理由もあるけど)。僕にとってソースが公開されているということの意味は思想うんぬんではなくて「その方が便利だから」ということだと思う。

「一般的な怠惰なプログラマー」は、生産性の高いプログラミング言語や開発手法を好む。でも僕にとっては、生産性なんてどうでも良くて(だって自分で作らないから)、それよりもソースが読み易いことの方が重要だ。

最近はちょっと生産性が注目されすぎている気がする。あと静的型付けの言語がもうちょっと盛り上がって欲しいなぁ。

ちょっと追記。

自由を感じながらプログラムを書いている時、そのコードは読み手にとって先が予測しづらいコードになっている可能性がある。

窮屈を感じながら書かれたコードは、読み手にとっては先が予測し易い。

だいだいプログラミングの言語や手法は、この2つの間をいったりきたりしながらバランスを探している。